おっぱい


by further_f
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大好きなお婆ちゃん



こんばんは…


冒頭からテンションが低い事をお許し下さい。


僕の亡くなったお婆ちゃんの事を思い出してしまって・・・


ROHANの話ではなく、そのお婆ちゃんのお話をしたいと思います。











僕は子供の頃





「死んじゃった」





ではなく





「壊れちゃった」





と表現していた頃があった。





飼っていた犬が死んでしまった時も





「犬が壊れちゃった…」





と言っていた。


僕は感情が欠落している人間なのでしょうか。


生き物を、ロボットの玩具や無機質な物と思っていたのかもしれません。





「おばあちゃんが壊れちゃった・・・」





僕はあの日、こう言った。










そして、おばあちゃんと最後のお別れをした・・・










今回は真面目に、おばあちゃんの思い出話をしたいと思います。


つまらないかもしれませんが、どうかお付き合い下さい。





僕はおばあちゃんにあまり可愛がられていませんでした。


そんなおばあちゃんが、僕を頼ってくれた事がありました。


僕の家と、おばあちゃんが1人で住んでいた家は、歩いて10分位の所にあり、僕の家に来ていたおばあちゃんが夜になって帰る時、こう言いました。





「ガクちゃん、暗くて怖いから送っていってくれない?」





面倒ではあったが、おばあちゃんに頼られた嬉しさから





「うん、送ってくよ」





と快諾し、おばあちゃんと一緒に歩いて送る事になりました。


帰り道、おばあちゃんと少し話をした。





「おばあちゃんさ、俺の事初めて頼ったんじゃない?」


「そうかもねぇ」





そう言うおばあちゃんの横顔は、少し嬉しそうだった。





「おばあちゃんは他の孫ばっかり可愛がってて、俺嫌われてるのかと思ったよ」


「ガクちゃんは1人で何でも出来ちゃう孫だったからねぇ」


「それって出来の悪い子程可愛いってやつ?」


「そうなのかもねぇ」


「それだったら俺だって出来が悪い方がよかったなー」


「あら、ガクちゃんだって可愛い孫ですょ」


「そう?嬉しいな!」





僕は素直に喜んだ。





小さいおばあちゃんの狭い歩幅に合わせて歩く。





この頃のおばあちゃんは、具合が悪い事も多く、もう長くないだろうと母親から聞いていた。


そんなおばあちゃんの曲がった腰を見ながら





『もっとおばあちゃんと沢山話したかったな』


『もっとおばあちゃんに頼られたかったな』


『もっともっと、おばあちゃんを大切にすればよかったな』





色々とおばあちゃんの事を考えながら歩いた。





おばあちゃんの家が近づくにつれ、少しずつ寂しい気持ちになった。






家に着き





「おばあちゃん、何かあったら俺を頼ってよ」





僕がそう言うと、おばあちゃんは僕を見て何も言わず微笑んでくれた。













それから数ヵ月後、おばあちゃんから電話があった。





「ガクちゃん、ヒデ(僕の従兄弟)の家に居るんだけど、ちょっと来てくれる?」





おばあちゃんがまた僕を頼ってくれた。





僕は嬉しくて、急いでヒデ君の家へ向かった。


ヒデ君の家の近くまで買い物に来ていたので、5分とかからなかった。





そして、ヒデ君の家に着いた。





だがそこは、凄惨な事故現場のようだった。










原因は夕食の事らしい・・・











おばあちゃんが小麦粉まぎれになり、ヒデ君の顔には卵黄がついている。


2人をくっつけて180°の油で揚げようものならば、カラっと美味しく仕上がってしまいそうだ。


僕の顔を見たおばあちゃんが





「ガクちゃん!ヒデを叱って!」





状況を飲み込めない僕が呆然としていると





「ババア!テメーガクちゃんが来たからって調子に乗るんじゃねえ!」





ヒデ君がおばあちゃんに小麦粉を更に投げつける。





「何だとブタが!」





おばあちゃんも生卵を投げつけて応戦する。





投げるフォームはトルネード投法に近いフォームで、かなり美しく且つダイナミックであり、あれ程曲がっていた腰は真っ直ぐになっている。


更によく見ると、防寒対策らしいが、70歳を過ぎたおばあちゃんは、ヒデ君の彼女が置いていったルーズソックスを履いた野茂になっていた。





「ガクちゃん!ヒデを止めて!」





そう言いながら、おばあちゃんはヒデ君にエビを投げつける。





「まずテメーが止まれ!それ投げたら夕食どうすんだババア!」





怒り狂うババア。





「お前みたいなぁぁぁがあああああ、バカ孫に食わす夕食なんて無ぁああああぎぃぃいいい!」
(怒りでちゃんとしゃべれない)




「ふざけんなクソババア!」




「ふがおおおぉぉぐっぎいいぃぃぃぃぃ!」
(全く何を言っているのか分からない)












































おばあちゃんが壊れちゃった・・・




コワレちゃった・・・・・・
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by further_f | 2011-04-10 16:54 | がく