おっぱい


by further_f
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男のプライド




続けて更新。


ROHANとは関係ない話です。








僕のお友達のユミちゃんは、とっても時間にルーズ。


そんな彼女から電話が掛ってきた。





「ガクちゃん家、今から行ってもいい?」


「うん、いいよ」





3時間後。





「まだ来ないなら出かけてもいい?ポストに鍵入れておくから、勝手に入っていいよ」


「えー、出かけちゃうの?」


「ちょっと用事出来たんだよね、でもすぐに帰ってくるよ」


「アタシもうすぐ着くから、少し待っててよ」


「うん、じゃあ急いでね」





1時間後。





「お前、もう来るな」


「ゴメンってば、絶対あと10分で着くから」


「10分から1秒でも遅れたらどーする?」


「ガクちゃんの言う事何でもきくから」


「わかった、電話切ってから10分以内な」





14分後。





ピンポーン♪


僕はインターホンを手に取る。





「ガクちゃーん、着いたよー、鍵あけてー」





何でも言う事をきくと言ったのだから、これくらい出来るだろう。





「そこでウンコしろ」


「は?無理だし、何言ってんの?」


「そこでウンコしろ」


「遅くなったのはゴメンってば、早く入れて」


「そこでウンコしろ」


「もういい!開けてくれるまでココで座り込むからね!」





僕は出かけなくてはいけないので、玄関にいるであろうユミちゃんに見つからない様に、マンション2階ベランダから外に出て、車に乗り込んだ。


しかしユミちゃんに気付かれ、走って車に寄って来た。


ユミちゃんが車の窓をコンコンと叩く。





「ガクちゃん!どこいくの!」


「そこでウンコしろ」





僕は車で走り出し、置き去りにした。





30分程で用事が終わり、僕は家に戻った。


まだ待っていたら家に入れてあげようと思ったが、ユミちゃんの姿が見当たらない。


帰ったのかなと思い、駐車場に車を停めた。


すると、マンションの凹凸等を使ってよじ登り、ベランダから僕の家に侵入しようとしているユミちゃんが見えた。


ユミちゃんは僕が帰って来た事に気付いていないので、僕はそのまま玄関の鍵を開けて家に入る。


そしてベランダの鍵を閉める。





5分後。


ベランダへ侵入したユミちゃんが、窓をコンコンと叩く。


僕はカーテンを開ける。





「ガクちゃん!帰ってきてるなら教えてよ!」


「そこでウンコしろ」





サッとカーテンを閉めた。


夜だし寒いし、ちょっと可哀想かな。


もう懲りただろうし、やっぱり鍵を開けて入れてあげよう。





再度カーテンを開けると、窓に息を吹きかけ、文字が書いてあった。





【ガクちゃんのバカ!】





もう少し反省が必要なようだ。


僕は結露した窓の内側から文字を書いた。


優しい僕は、文字を反転させ、ユミちゃんに読みやすいように書いてあげた。





【そこでウンコしろ】





カーテンを戻す時、ユミちゃんの表情は絶望感いっぱいだった。


諦めたユミちゃんは、ベランダを出て1階に降りた。





そして数十分後。





ピンポーン♪


僕はインターホンを手に取る。





「○○交番から来たんだけどね、彼女さん家に入れてあげてよ」





警察を呼びやがった。


さっきまで自分が不法侵入していたのに。


この状況で警察の人と話していると、犯人と交渉人みたいな気分だ。


僕は仲裁に入った警察の方に、ユミちゃんを家に入れる為の条件を提示した。





「そこでウンコさせろ」


「そんな事言わないでさ、ね?仲直りして家に入れてあげてよ」


「そこでウンコさせろ」


「警察だってこんな事で時間割いてられないんだよ、頼むよ兄さん」





確かに警察の方だって、こんなくだらない痴話喧嘩の交渉などしたくないだろう。


職務だから我慢して、こう言ってくれているのだ。


僕は警察官の説得に応じ、家に入れる条件を変えてあげた。





「お前がそこでウンコしろ」





そこまで職務を全う出来たら、本当に入れてやる。


つーか、彼女じゃねーし。


こんな事で警察に介入されてたまるか。





ユミちゃんは、自分の家に帰る様、警官に促された。


しばらくすると、ユミちゃんの気配が全くしなくなった。


僕は静かに鍵を開け、玄関のドアを開けてみた。





「ガクちゃん!!!」





ユミちゃんは、ひっそりとこの時を待っていたのだ。


ドアを閉められない様に、玄関に半身を入れてきた。


こうなっては、無理矢理閉めてもユミちゃんが怪我をするだけだ。


なので僕は諦め、ユミちゃんを家に入れてあげた。





家に入れてあげたはいいが、このままだと負けた気分だ。





「ガクちゃん、なんかしゃべってよ、悪いと思ってるから」


「そこでウンコしろ」


「ずっとそればっかりじゃん…」





無言時間が15分近く続いただろうか。


ユミちゃんがトイレに行った。





僕はトイレの扉につっかえ棒をして、トイレの中にユミちゃんを閉じ込めた。





「ガクちゃん、開けて!」





そこでウンコしろと言っても、そこはトイレ。


普通にしてもおかしくない場所だ。


困った挙句、今までと違う注文をした。





「そこでウンコ食え」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「そこでウンコ食え」

















「テメェェェええええ!さっきから調子に乗りやがってええぇぇぇぬおおおりゃああああぁぁぁぁあああああああ!!」








なんという咆哮。


ユミちゃんは、力ずくで扉を開けようとする。


しかし、残念ながらつっかえ棒は金属製。


まさに檻の中の虎。


そんな虎の前でなら、生肉肩からぶら下げて全裸でギター弾けちゃいます。


断末魔の叫びともとれる咆哮でも扉が開く事はなかった。





「…ぐすっ…しくしく…しくしくしく…」





あら…


どうやら泣きだしてしまったようだ。


意地になりすぎた。


ここまでくると、ただの弱い者イジメになってしまう。


僕はつっかえ棒を取ってあげると、勢いよくドアが開いた。





「ガクちゃんのバーカ!!」





嘘泣きだった。


ドアを勢いよく開けて飛び出してきたせいで、僕はドアに耳が当たった。


そして耳を手でおさえ転げ回った。





「痛えええええ!!!」


「えっ…ガクちゃんゴメン…大丈夫?」


「あぁ…耳が…うああぁぁ…」


「ガクちゃん!大丈夫?!」


「風呂場…シャンプーの横にあるから…」


「シャンプーの横に?え?なになに?」





焦ったユミちゃんは、風呂場に入ってシャンプーの横にあるものを探そうとした。





「お前こそバカめ!!!」





耳が痛いのは嘘だった。


シャンプーの横に傷薬があるとでも思いやがったのか。


普通リンスしかねえだろバカめ。


そして僕は風呂場の扉を閉め、つっかえ棒をした。


もう何があっても、泣こうが叫ぼうが、絶対開けねえ。


絶対に譲れない男のプライド。


全身ふやけるまでそこに居るがいい。





「ガクちゃん、このまま一緒にお風呂はいろっか♪」
















プライド?何それ?





そしてユミちゃんと仲直りをして、ユミちゃんがお風呂を先に上がった。


僕は湯船に浸かり、スッキリした気分でお風呂を出ようとすると、何故か扉が開かない。





「あれ?開かない…」


「ふふふ…」


「ユミ、開けろって、オイ!」





























「そこでウンコしろ」
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by further_f | 2011-04-19 00:12 | がく