おっぱい


by further_f
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ガクさんマークの引越しセンター



ダメ男って居ますよね。

不思議な事に、一部の例外を除き、ダメ男ってモテる人が多いです。



母性本能をくすぐるのか、立ち直らせてあげたいという女性の慈悲からなのか



「こんな男のどこがいいの?」



と言いたくなってしまいます。

今回はそんなダメ男のお話。





女性の友人に頼まれ事をされました。



「私の友達の女の子を助けて欲しいの」



いきなり助けて欲しいと言われても、全く状況が読めない。



僕は真剣に事情を聞く。



「その子可愛いの?」

「うん、アイちゃん可愛いよ」

「俺に任せろ」



僕はこのアイちゃんと呼ばれる女性を助ける事を心に決めた。



話はこうだった。



アイちゃんが彼氏と同棲をするようになって以来、その彼氏が暴力を振るうようになったそうだ。

アイちゃん名義で借りている家なので、出ていって欲しいみたいだが、出ていけと言った後に振るわれるであろう暴力が怖いらしい。



「んで俺は何をすればいいの?」

「彼氏と一度距離を置きたいらしいから、実家に避難するときの荷物運び」



一度は助けると心に決めたが、そんなものは引越し屋に頼めばいい。

冷たいようだが、この話はお断りしよう。



「ナメてんのかそれ、引越しセンターじゃねーんだよボケが」

「アイちゃん可愛くておっぱい大きいよ」

「ガクさんマークの引越しセンターです♪」



かくして僕は、引越しという名の夜逃げをお手伝いする事になった。





夜逃げ当日。

アイちゃんの家から荷物を車に運んでいると、アイちゃんに声をかけられた。



「荷物これで終わりです」

「え?こんだけ?着替えと小物だけ?」

「はい、ありがとうございます」

「これって、俺必要なかったんじゃ?」

「いつ彼氏帰ってくるのか分からなくて、突然帰ってきたら怖いんで…」



ようするに、引越し屋を兼ねたボディーガードだったようだ。



僕はそんな事まで聞いていない。

彼氏が帰ってきて、僕が絡まれたらどうするんだ。

僕みたいに貧弱な男になにを期待しているんだ。



怖いよ。

凄く怖いよ。

早く夜逃げを終わらせないと。



ドキドキ・・・



早く終わらせないと・・・



ドキドキドキドキ・・・





早く終わらせないと、アイちゃんのブラとパンティーが僕のポケットに入っているとバレてしまう・・・








可愛い水色のブラとパンティ♪





ドキドキ♪





ボッキボッキ♪





勃起勃起♪








急いで荷物を運び出し、彼氏の暴力に悩むアイちゃんは無事に避難した。



そして約一ヵ月後、また友人の女性から連絡がありました。



「アイちゃんさ、あの後すぐに彼と仲直りして家に戻ったんだけど、やっぱり彼氏から逃げたいんだって」

「また?」

「何か暴力だけじゃなく、彼が浮気もしてるみたいよ」

「別れればいいじゃん」

「また荷物運ぶの手伝ってくんない?」

「ヤダよ、んなもん本人に運ばせろよ」

「今回ばっかりは本当に別れる事も考えてるみたいだからさ」



僕は説得され、再度荷物運びをする事になった。





説得と言いますか、ブラとパンティーを盗んだのがバレていたので、手伝えと脅されました。





再び夜逃げ当日。

深夜、彼氏が遊びに行ってる隙に夜逃げをする。



僕がせっせと荷物をまとめる振りをしながら、ブラとパンティーを物色していると



「彼帰ってきた!」



慌てふためくアイちゃん。

彼氏が物凄い目つきで、僕とアイちゃんを睨む。



ひぃ!

怖い!ひぃ!



ブラとパンティが僕のポケットに入っているのがバレるひぃ!



彼氏が僕にスゴむ。



「アンタ誰?コイツの新しい彼氏?」

「違います、セックスフレンドです」



アイちゃんが僕を庇う。



「待ってよ!私が頼んだの!」

「そうなの!セックスフレンドになってくれって頼まれたの!」



僕の言う事を信じたとは思えないが、彼氏が急に弱気になり、アイちゃんと話し出す。



「俺と別れたいの・・・?」

「違うけど、でも我慢できないよ・・・」

「俺の事嫌いになったの・・・?」

「好きだけど・・・このままじゃワタシおかしくなっちゃう・・・」



この後、数十分2人が話し合う。



そして急に展開が変わった。



「暴力だけならワタシ我慢出来る!でも浮気はイヤ!!」

「浮気なんてしてねーよ!」

「ワタシ知ってるんだからね、この前携帯見たし」

「どうやって見たんだよ!」

「ずっと前から見てたの!アンタのパスワードなんて、4545とか0721とかでしょ!出会い系で会った子とか、エッチした事とか、全部知ってるんだから!」



男は完全にバレている事を知り、更にしおらしくなった。



「ゴメン・・・」

「たとえ一晩だけだろうと、他の女と寝るくらいならワタシはもう無理なの!好きでも付き合っていけない!!」



アイちゃんはそのまま泣き崩れる。



アイちゃんは暴力だけなら我慢出来るらしい。

これを聞いた僕は、思わずアイちゃんに尋ねた。



「ねえ、君って超ドM?」

「いえ・・・違います・・・」



どうやら違ったようだ。

僕が場違いな質問をしてしまい、一瞬場が静まり返った。



そして彼氏は、沈黙を破るように起死回生の決意を見せる。



バキッ!!!!



僕もアイちゃんも、彼氏の方を見た。

すると、自分の携帯を真っ二つに折って、男が仁王立ちしていた。



「何やってんのよ!」

「もう俺は間違いをおかさない・・・二度と出会い系をやらないしお前を裏切らない・・・俺にはお前が必要なんだよ・・・だから他の女の事が入っているコノ携帯はイラナイ・・・」



凄くバカだが、アイちゃんには効果てきめんだった。



「ホント・・・?」

「絶対ホントだよ、もう決してお前を悲しませない」



聞いているこっちが恥ずかしいセリフを、惜しげもなく連発披露するダメ男。

アイちゃんは迷っているらしく、僕に聞いてきた。



「ワタシどうすれば・・・?」

「んー2人の事だから、俺がどうすればいいって決めるもんじゃないでしょ」

「彼の事、信じていいと思いますか?」

「それより君がどうしたいかでしょ?」

「ワタシは、もう一度だけ信じてみたい・・・」



その言葉を聞いた男が、急に泣き出す。



「うぅぅ・・・ありがとう・・・もう・・・絶対に・・・裏切らないよ・・・」



なんという茶番。

こんな茶番に付き合わされた僕は、さっさと帰る事しか頭になかった。



「じゃあ俺帰りますね、お幸せに」

「すみません、わざわざありがとうございました」



帰ろうと玄関まで来た僕は、2人に最後のアドバイスをした。





「携帯のメモリーカードにアドレスのバックアップしてるかもね」





2人はその後別れたそうです。



そして僕の部屋の片隅には、水色とピンクの2組のブラとパンツがあり、モテるハズのダメ男の僕なのに、全くモテないという苦悩が続く。





ROHANの女性の皆様、どうか僕に愛のブラとパンツを。
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by further_f | 2011-05-12 12:02 | がく